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【パリそぞろ歩き】七日目:またくるよ、パリ [パリ]

いよいよ帰国だ。
本当なら、23時台に出発する遅い飛行機にしたかったんだけど、日本に着いてから秋田に帰るツテがないので残念ながらAF276便13:15発に乗るべく、午前中のみぷらっぷらパリを歩きます。

まず、先日の美味しいフォーのお店をちゃんとチェックしておくことにする。
パリで食事をする時に、「熱いくらいの塩味のたっぷりした汁もの」ってなかなかない。
それにコースになっていない胃にも、お財布にも優しい食事は、ポイント高いです。

ホテルを出てモンマルトル方面へ向う。
早朝のカフェは、手ぶれだけでなく、滲んだ赤い色がつい立ち寄りたくなる風情だ。
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このメトロの駅を何度か利用した。Cadet(カデ)という駅。
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緩い坂道を登っていくとありました。
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おおーシンプルに「INDOCHINE / インドシーヌ」という店名だったのか。

んじゃ、次はどこへ行こう。
そうだ。85番のバスの終点が左岸のリュクサンブールだったので、市内観光も兼ねてバスに乗ろう。
85番のバスは、クリニャンクールのちょい先から、サクレ・クールの脇を通り、ルーヴルの側面をシャトレの方へ向い、シテ島に入り、サン・ジェルマンとサン・ミッシェルを通り、リュクサンブール公園の脇が終点になっている。ちょっとした観光バス。

今回、痛感したのが切符の磁気が抜けてしまうってことだ。

パリでは、市交通局の管轄で、地下鉄(メトロ)、路線バス共通のチケットをbillet(ビエ)というのですが、10枚まとまるとcarnet(カルネ)と言います。例えば、色が違ったり、ストライプが入ったり、ということはなく、同じ券が10枚ざざーっと出てきます。が、安いのです。日本だと回数券という感覚で、なんらかの区別をするのですが、パリではそんな面倒なことはしません。
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上の券が表、下の磁気の入っていて、使用すると青いスタンプで打刻されます。
この磁気が、お財布の中のなんかと反応するとさっさと抜けてしまい、改札口でエラー音が鳴り、すぐ後ろに並んでいた人にやな顔をされたりします…。こんなに、エラーになったのは今回が初めてでした。が、やっぱり不具合は多いらしい。

なので、次回は、顔写真を持参してNAVIGOという料金先払いのICカードを作ろうと思います。どんどんこっちに移行しているみたいです。市民はね。でも旅行者でも便利には違いないので次回の宿題とします。

で、バスに乗って切符を機械に通したらブブーっとなったワケだ。
で、運転手さんに見せて未使用なんだけど、と困った顔で見せたら、運転手さんが「自分が二度使えないようにするよ」って感じで、隅を破った!そうきたか!それはありなのね!

リュクサンブール公園は、大好きな公園だ。
いろんなスペースがあって彫刻や、花壇がユニーク。
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これはサテュロス?

花壇は、菊が多いけど、日本で見る菊より華やかな印象。

リュクサンブール宮殿と花壇と、ベンチ。あんまり寒くてベンチが冷た過ぎて坐る気も起きない。
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この花の並びが面白い~。
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アップでどうぞ。この濃い紫は「紫蘇」じゃないか?!
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思わず五輪真弓さんを探してしまう。「恋人よ」が聞こえてきそうだ。
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セナ(下院)の前の郵便局で絵葉書を出し、サン・シュルピスの裏手に回り大好きなジェラール・ミュロをウインドウ・ショッピング。
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このケーキは、あちこちで見かけたムラング的というかダコワーズみたいな生地なのかな?なんか卵白を焼いたモノがすごく目に付いた今回の旅行である。
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早足でサンジェルマン大通りを、サンミッシェルに向って歩く。
きっとティーン向けのブティックだろうな。何ともいえないデザインと色合い。
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このFNAC(有名な本屋さんチェーン店。日本で言うところの紀伊国屋書店のような存在。)のドアにあったポスターは、もしかして「おネエMANS」だろうか。ピンクと紫に反応してしまった。
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クリュニュー中世美術館は、貴婦人と一角獣のタピストリがあるステキな美術館。ローマ時代の遺跡をそのまま遺しているのがすごいところだ。
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やっとバス停に着き、ホテルまで戻り、チェックアウト。
泣きたくなるくらいの距離を、重くなった荷物を転がして、ロワシーバス乗り場へ向う。お昼のパリって渋滞しないっけ?夕方は、すごかったよなあ。汗だくで、バスに乗る。

空港に着いてカウンターを探す。
なにやら、人がごちゃついている。その時、日本人の若い女性に「成田、日本、に行かれますか?」と声をかけられた。前日、ベルリンからパリ経由で帰国するのに、ベルリンが濃霧でなかなか離陸できず、やっとここまで着いたはいいが乗り継ぎの便が悪く、空港側のホテルを提供され予定外の一泊をしたのだそうだ。

ヨーロッパは、意外と、天候理由のアクシデントがある。
そして、今度は、空港のカウンターで並んでいたら、避けるようにと言われたのだそうだ。たぶん、よくある、誰のものか解らない荷物があったんだと思う。誰のものか解らない荷物は、危険物と見なされて、一回人払いされてしまう。そうこうしているうちに、解除され、二人で列に並んでチェックイン。成田に着いてから、羽田まで移動するという。わたしと一緒だわ。

機内では、席が離れてしまったのだが、今度は隣の若い女性が初めて日本へ行くというスペインのコだった。三人掛けの真ん中の席で、両側外人で、ちょっとなーと思っていたのだが、少し話すとすごくフレンドリーなコだった。
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機内食を食べて、深夜、カップヌードルの刺激的な匂いに、席を立ち、隣の彼女とずるずるカップラーメンをすすった。

少し早いくらいに成田に着いて、レンタルの携帯電話を返し、エアポートリムジンで羽田へ移動。ベルリンからの彼女と一緒になった。が、彼女の荷物は、ベルリンから一緒に来ていなかった。乗り継ぎのある便で、しかも、変更になったりしているのであり得ることだ。大事なものは預けていないけど、着替えがないなーと言っていた。

そんなこんなで、羽田に着いて、なけなしのマイルを使いラウンジで休憩。顔を洗って、メイクして、身づくろいする。
秋田に帰ると、雨だった。
駐車場でじっと待っていたライフに乗って帰宅。

無事、旅を終えた。
荷物を開けてみて、お土産があまりにもなくて赤面。
とはいえ、買ってきたあれこれを次に紹介したいと思います。

次は、また夜便でパリ経由で、バルセロナとか、やっぱりニースとか、季節がよければ別の地方都市に三泊とパリ二泊くらいの旅をしたいと思うのでした。また、行くよ~。

一回、休み、です(笑)。ではでは。
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ロンリコ

Sean さん、nice! をありがとうございます。
by ロンリコ (2008-12-04 10:21) 

ひろ

ロンリコさん、素敵なたびですね。
結構、イエイエ随分と刺激的でかなりうらやましいです。
たびをしたような得した気分です。
次のたびも楽しみにしています。
by ひろ (2008-12-21 22:18) 

ロンリコ

ひろさま、アクセスいただきありがとうございます。

次は、いつになるのか…。
エールフランスのマイレージの期限が、「最後に飛行機に乗ってから20ヵ月後まで有効」に変更になりました。以前は、36ヶ月でしたので、3年に一回なら旅行できるよねえと思っていましたが、20ヶ月はちょと厳しいです。

が、2009年はじっと耐え、2010年の春先に照準を合わせています。
by ロンリコ (2008-12-22 14:31) 

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